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ペーパードライバー歴15年の私がペーパードライバー卒業を決めた後、まず始めに「この標識なんだっけ?」と意識するようにしていました。
今回は学校などの近くで見かけるあの標識について書きたいと思います。
01_この標識の名前は?
「学校、幼稚園、保育所等あり」
これは近くに学校などがあることを運転手に知らせる「警戒標識」の1つです。
子どものシルエットが書かれていてわかりやすいですね。
02_どこに設置されている?
国土交通省の「道路標識設置基準」には次のように書かれています。
”学校・幼稚園・保育所等に出入りする児童あるいは幼児等を保護する必要がある場合には、「学校・幼稚園・保育所等あり(208)」を設置するものとする。” |
出典:国土交通省「道路標識設置基準」
https://www.mlit.go.jp/common/001085090.pdf
03_クルマは何を規制されている?
「学校、幼稚園、保育所等あり」の標識事体は運転手に注意を促すための「警戒標識」です。小学校等が近くにあることを認識し運転することが必要です。
この標識がある箇所にはさらに「規制標識」も設置されている可能性があります。どのような規制があるのか確認が必要です。
例えば、下の写真の場合「自転車等及び歩行者等専用」の規制標識も設置されていますね。この場合、普通自転車以外の車両は7:30-9:00の時間帯にこの道路を通行することが禁止されています。
04_スクールゾーンとは?
上の写真に”ここはスクールゾーンです”という看板も設置されていますね。
スクールゾーン... 何となくそのイメージはつきますが、どのように定義されているのでしょうか。
文部科学省の「交通安全業務計画」には次のように書かれています。
”教育委員会,幼稚園等及び小学校等においては,地域の警察,道路管理者等の協力を得て,幼稚園等及び小学校等を中心に周囲 500 メートルを範囲とするスクール・ゾーン(特に子供の交通安全の確保を図る特定地域)の設定及び定着化を積極的に推進すること。その際,特に学校設置者は,警察,道路管理者等の関係機関に対し,通学路の歩道整備等及び交通安全施設等の重点的な整備,学校周辺の交通規制等による安全なスクール・ゾーンの構築がなされるよう必要な働きかけを行うこと。 ” |
出典:文部科学省「令和5年度 文部科学省 交通安全業務計画」https://www.mext.go.jp/content/20230907_mxt_kyousei02mxt_kyousei02_100012851.pdf
上の文章から抜粋すると、
スクールゾーンとは、
- 小学校等を中心に周囲500メートルの範囲
- 特に子供の交通安全の確保を図る特定地域
ということが理解できます。
そして、学校設置者が安全な通学路の整備やスクールゾーンの構築のために、警察や道路管理者などの関連機関に働きかけを行う、と最後に書かれています。
05_この標識に関するエピソード
今回、この標識について調べる中で“通学路”についても色々と疑問が出てきました。それはまた別の機会にまとめたいと思います。
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