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「子は親の鏡」という言葉がありますが、この言葉について少し考える出来事があったのでここに書きたいと思います。
- 01_よく飲み物をこぼす我が子にイラっとしていた私
- 02_「子は親の鏡」だからイライラを見せるのは良くない
- 03_イライラしないために私が取った行動
- 04_お友だちに対する我が子の態度を見て反省
- 05_【まとめ】他人にしてもらって嬉しいことを子どもにも
01_よく飲み物をこぼす我が子にイラっとしていた私
うちの子はよく飲み物や汁物をこぼします。
子どもはよくこぼすものだと頭ではわかっているので「しょうがない、しょうがない」と思える時もあります。
しかし!ふざけていた結果こぼしたり、連続でこぼされたりした後は... もう少しこらえようと思いつつも、イライラを顔や口に出していました。
我が子が2回連続でこぼしたときのこと
とある夕飯の時、テーブルに置かれたごはん茶碗を手で押してしまい、それが落下して割れてしまいました。
その茶碗は子どもが生まれたお祝いでもらった陶器の茶碗。親の心としては「大事にしてほしい、長く使ってほしい」と思っていました。
しかし、割れない茶碗を使っていればこんなことにはならなかったので、「だいじょうぶだよー、次は気を付けてねー」で終わりにしました。
そして割れないお皿におかわりをいれてテーブルに置いた数分後...
ガタン!ゴロゴロ...
またごはん茶碗を落としました...
子「... 」
私「もう!なんでまた落とすの!」
言いたくなかったけど、言ってしまいました。
なんで?と聞かれても子どもだって答えられません。
子「... もう、おかわりいらないから!!!!」
私「そういう問題じゃないでしょー!!!!」
一回目に落とした時にお皿を割ってしまったこともあって、ついつい怒ってしまいました。
02_「子は親の鏡」だからイライラを見せるのは良くない
「子は親の鏡」というのはアメリカのドロシー・ロー・ノルト(Dorothy Law Nolte)博士の詩のタイトルです。
こちらで全編をご覧いただけます☟ |
ネガティブな言葉を使っていれば子どもも同じようになるし、逆にポジティブに接していれば子どももそのように育つ、ということが書かれています。
自分が親の立場になってからはこの言葉を特に意識していたつもりでした。
子どもが何かをこぼした時にイライラした態度で接するのは良くないことも。
03_イライラしないために私が取った行動
なぜ子どもがこぼした時にイラっとしてしまうのか。
それは、子どもが何かをこぼしたときに親の私が拭いたり拾ったりしなければならず、やらなくてはならないことが増えるから、です。
そこまで深くは考えなかったけど、これが理由だと思っていました。
①そもそもこぼさないようにする
そもそもこぼさなければイラっとすることもないので、
- 飲み物や汁物をテーブルに置くときに「ここに置いたから気を付けてね」と声をかける
- こぼしやすい形の器(底が細くなっているものなど)で出さないようにする
ことを意識しました。
②こぼしたときに拭いてもらう
とはいえ、誰だってこぼすことはあります。
そこでこぼしてしまったら「自分で拭いてね」と促しました。
これで子どもにイライラした態度で接することも少なくなったので、この方法で良いと思っていました。
しかし、この考えは少し違っていたと気づける出来事がありました。
04_お友だちに対する我が子の態度を見て反省
ある日、学校に寄る機会があったので授業前の我が子の教室をそーっとのぞきました。
ちょうどその時、後ろに座っているお友だちが水筒をこぼしてしまいました。
そこでうちの子は何をするかと見ていると、突然私の中で不安が大きくなりました。
うちの子がお友だちに対して
- 「もう!何やってんの!?」などとキツく言わないか
- 「自分で拭いてね!」と放っておくのではないか
自分で書いていて恥ずかしくなりますが、これは子どもが何かをこぼした時に、それまでの私が子どもに対し取っていた態度です。
ドキドキしながら子どもの様子を見ていました。
すると、子どもは小走りで先生のところに行き、トイレットペーパーを受け取っていました。そしてクルクルと巻いてこぼした飲み物を一緒に拭いていたのです。
自分が何かをこぼしたとき、まわりの人に責められるのではなく、一緒にふいてもらえると、とても嬉しいですよね。
これこそが、私が子どもに対して取らなくてはならない態度でした。
このとき、自分の接し方を反省したのと同時に、我が子がお友だちを助ける姿を見られてほっとした気持ちになったのを覚えています。
05_【まとめ】他人にしてもらって嬉しいことを子どもにも
子育てをしていると、怒らなくてはならない場面があります。
一方で、怒らなくて良い場面でも怒ってしまうことがあります。
私は、何かをこぼした時の我が子に対し、イラっとした態度で接してしまうことが多くありました。
しかし、私がすべきことは怒ることでも、イライラしないための対応を考えることでもありませんでした。
お友だちが飲み物をこぼした時、我が子は一緒に拭いてあげていました。
「自分が他人にされて嬉しいことを他人にもしてあげる」
ということを身をもって知ることになりました。
今回、我が子は親の悪い態度をマネせず良い行いをしていましたが、総合的にみて「子は親の鏡」だと思います。
親も人間なのでついついイライラしてしまうこともありますが、子どもがまわりに接してほしいように、自分も子どもに接することを心がけようと改めて思いました。
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